忙しいなあって
忙しいって
「忙しくって、休めないんです」
そう言いたくなる日、ありますよね。
やることが次から次へと出てきて、気づいたら一日が終わっている。
そのしんどさ、ありますよね。
休めないと思っていると、本当に休めなくなります。
だから、大きな休みを取ろうとしなくていいんです。
ほんの少しの休みを、ちゃんと味わうことが大切です。
なぜかというと、私たちは
「休む=長く休む」
「休む=何もしない」
と思い込みやすいからです。
忙しいときに「今日は一日休もう」は、ほとんど無理です。
すると、どうせ休めない、今は耐えるしかない、
そんな気持ちが続いてしまいます。
心がずっと働いていると、体も休まりません。
たとえば、仕事の合間に椅子に座って一息ついたとします。
でも頭の中では、
「次はあれをやって」
「まだ終わっていない」
と考え続けている。
これでは、座っていても休みになりません。
そこでやってみてほしいのが、
呼吸に注意を向けることです。
今、息を吸っている。
今、ゆっくり吐いている。
それだけで大丈夫です。
10秒でも、30秒でも、その時間はちゃんとした休みです。
今日からできることは、とても小さなことです。
移動の前
パソコンを閉じたあと。
信号待ちのとき。
そこで、呼吸に注意を向けてみてください。
「今、吸っているな」
「今、吐いているな」
そう感じるだけでいい。
もう一度、大事なことを言います。
休めないって思うと、休めません。
でも、少しの休みを味わうことは、誰にでもできます。
忙しい毎日の中でも、
あなたの呼吸は、ちゃんとここにあります。
そこから、休みは始まります。


